ごあいさつ
院長あいさつ
当院は脳神経内科を主とする診療所で、私は脳神経内科専門医です。
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気を内科的にみる科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手くできなくなった時に受診すべき診療科です。私達、脳神経内科専門医が診療する代表的な病気としては、「認知症」「脳卒中」「パーキンソン病」「頭痛」などがあります。
これらはよくある病気ですが、病気の特徴や、病気との付き合い方が分からないために、仕事や交友関係、日常生活にも支障を来している患者様達も少なくありません。専門医に受診することで、病気への理解が深まり、病気と上手にお付き合いする方法を獲得することができ、生活の質を大きく向上できます。
これらの病気の中でも特に認知症は東大阪市にあるくどうまさしげ診療所にて、16年間物忘れ専門外来を行ってきました。
認知症は年齢を重ねるほど、どんどん発症する確率が上がってしまう病気です。正確に診断を行い、各患者様の症状に合わせた適切な治療やリハビリ、ケアの仕方などを組み合わせることで進行を緩やかにできます。
そうすることで生活の質を安定させ、出来るだけ長く良い状態を保っていくことができます。特に物忘れから来る精神的症状は周囲の方達への影響も大きく治療も難しい症状です。
しかし、当院では脳神経内科医による適切な診断のもと、精神科医による精神症状の治療を行うことでより安定した生活を患者様とそのご家族に提供することが可能です。
この様に完治させられる病気ではなく、進行を緩やかにすることが最大の治療なので、症状が出てきたとしたら軽度の段階から早めに専門医への受診をお薦めしています。
認知症のみではなく、脳神経内科専門医として、脳神経内科疾患に悩んでいる方達が、今の職場や住み慣れた家・地域でご家族やご友人、ご近所の方達と少しでも長く穏やかに暮らしていけるようにサポートさせていただくために診療所を開設いたしました。気になる症状があればお気軽にご相談ください。
院長 工藤 有里子